フィギュアケースの選び方|UVカット・ホコリ対策・サイズの測り方

フィギュアケースは、まず飾りたいフィギュアの台座込みの高さと幅から必要な内寸を決め、次にUVカットの有無と扉のすき間の少なさを比べると選びやすくなります。照明や鏡などの機能は、置き場所と予算が決まってからで十分です。この記事では、購入前に見ておきたい点を順に説明します。

フィギュアケースに入れる理由

フィギュアを棚にそのまま飾ると、ホコリが積もりやすく、日の光や照明の光も直接当たります。グッドスマイルカンパニーの取扱説明書では、直射日光の当たる場所や暖房器具などの熱源の近く、高温・多湿になる場所に置かないよう注意しています。また、同社の告知では、高温多湿の環境、特に湿度が塗装の劣化を早めることや、長時間紫外線にさらされる環境が品質に影響しうることが説明されています。

  • ホコリがたまるのを防ぎ、掃除の回数を減らせる
  • 手が触れたり、倒したりする事故を防げる
  • UVカットの素材なら、紫外線の影響をやわらげられる
  • 家具の上に直接置かないので、塗装の色が棚に移るのを防ぎやすい

ただし、ケースに入れれば日の当たる場所に置いてよいわけではありません。置き場所の考え方はフィギュアの保管方法でまとめています。

サイズは「内寸」で選ぶ

ケースの商品ページには外寸と内寸が並んで書かれていることが多く、フィギュアが入るかどうかは内寸で判断します。棚板のあるタイプでは、1段あたりの高さを確認してください。

  1. 入れたいフィギュアで一番背の高いものの全高を、台座込みで確かめる(全高の読み方はスケールフィギュアの選び方)
  2. 翼や武器、広がった髪や裾など、横と奥に張り出す部分の幅を測る
  3. 高さ・幅・奥行きそれぞれに、出し入れのためのゆとりを足す
  4. 置き場所の幅・奥行き・高さを測り、ケースの外寸が収まるかを見る
  5. 扉の開く向きと、開けたときに前に必要なスペースを確かめる
飾るフィギュアとケースのタイプの目安
飾るもの向いているケース
デフォルメ(約10cm)を数体小型の1段ケース、ひな壇付き
1/7・1/8スケールを1〜2体高さのある1体用・2体用
数が多く増える予定がある棚板付きの縦長コレクションケース

デフォルメフィギュアは小さいので、段差のあるひな壇を使うと後ろの列も見やすくなります。大きさの目安はねんどろいどとはを参考にしてください。

UVカットは表示のしかたを確認する

UVカットをうたうケースは多く、紫外線のカット率を数値で示している商品もあります。ただし、どの波長の範囲で測った値か、どの部分の素材がUVカットなのかは商品ごとに書き方が違います。

  • 前面だけがUVカットで、側面や天板は普通の素材という商品もある
  • カット率の数値は測定条件で変わるため、商品どうしの単純な比較は難しい
  • UVカットでも可視光や熱は通るので、窓際や直射日光の当たる場所は避ける

窓のない壁ぎわに置き、照明の光が強く当たり続けない場所を選ぶほうが、UVカットの数値の差よりも効果が大きいこともあります。

ホコリを防ぐ扉と密閉性

ホコリ対策で差が出るのは、扉と本体のすき間です。マグネットで閉まる扉、パッキンの付いた扉、上からかぶせるカバー型など、閉め方によってすき間の大きさが変わります。

  • 扉が前面全体を覆うか、上部や側面に通気の穴があるか
  • 組み立て式は、つなぎ目にすき間ができやすい
  • 密閉性が高いほど湿気がこもりやすいので、ときどき扉を開けて空気を入れ替える

湿気がこもると塗装の劣化を早めるおそれがあるため、乾燥剤の利用や、壁から少し離して置くといった工夫もあわせて考えましょう。

アクリルとガラスの違い

フィギュアケースの透明な面は、主にアクリルかガラスで作られています。アクリルは軽く、メーカーの製品案内でも表面硬化タイプのアクリル板がガラスに比べて割れにくいと紹介されています。一方で、表面に細かい傷が付きやすく、溶剤に弱い面があります。アクリル板メーカーのよくある質問では、アルコールで拭いた端面にひび割れが起きた事例が挙げられています。

アクリル製とガラス製のケースの違い(目安)
項目アクリルガラス
重さ軽い重い
割れにくさ割れにくい割れると危ない
傷付きやすい付きにくい
掃除アルコールは避ける拭きやすい

アクリル製のケースは、乾いたやわらかい布でホコリを払い、汚れは商品の説明書に書かれた方法で落とすのが安心です。ガラス製は重さがあるので、置く棚や床の強さもあわせて確かめておきましょう。

あると便利な機能

  • LED照明:夜でも見栄えがよくなります。照明の熱や、光が長時間当たることも考えて点灯時間を決めましょう。
  • 背面ミラー:フィギュアの後ろ姿も見られます。
  • 高さを変えられる棚板:大きさの違うフィギュアを並べやすくなります。
  • 積み重ね・連結:同じシリーズのケースを後から足せます。

組み立てと設置の注意

大きなコレクションケースは、組み立て式で届くことがあります。設置で困らないよう、次の点を確かめておきましょう。

  1. 組み立て後の重さと、置く床や棚が重さに耐えられるかを確かめる
  2. 背の高いケースは、転倒防止の器具が付くか、別に用意が必要かを見る
  3. LED照明付きは、電源の位置とコードの長さを確かめる
  4. 透明な面の保護フィルムは、組み立てが終わってからはがす

地震に備えて、背の高いケースほど上の段に軽いもの、下の段に重いものを置くと安定します。フィギュアの台座の下に滑り止めを敷くのも一つの方法です。

人気のフィギュアケース

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まとめ

ケース選びの出発点は、いちばん大きいフィギュアが台座ごと収まる内寸です。そのうえで、紫外線への備えはUVカットの表示と置き場所の両方で考え、ホコリは扉のすき間の少なさで防ぎます。素材の特徴とお手入れの方法まで知っておくと、長く気持ちよく飾れます。